CBDオイル

マリファナ由来とヘンプ由来のCBDオイルは何が違う?効果は?

マリファナ由来とヘンプ由来のCBDオイルは何が違う?効果は?

CBDオイルと大きくひとくくりにしても・・

CBDオイル、カンナビスオイル、ヘンプシードオイル、ヘンプオイル・・!?

オイルの種類が多すぎて「読み方の問題!?何が違うんだ?」となった経験はありませんか?

 

それもそのはず、麻からできたオイルは細かく分けると4種類、CBDオイル自体は2つに分かれているんです!

 

そこで今回は、様々な名前が出てきて困惑している方のために違いを解説します。

 

麻(大麻)から作るオイルは3種類

同じ麻でも大麻の種類や場所によって呼ばれ方は違います。

ただいろんな呼び方があるだけと思っていた方もいるのでは?

ここでは、まずオイルごとの違いから知っていきましょう♪

 

カンナビスオイル

通常はアサの花穂の有効成分を抽出して作られたTHCとCBD成分が高配合されたオイル。

 

CBDオイル

CBD(カンナビジオール)を主成分にした抽出液のことです。

原料部位は花、葉、茎&種子を使います。現行法上、日本では茎と種子由来のものに限定されます。ヘンプオイル

麻の葉や花、茎から作られたオイルで、通常THCもCBDもほぼ含まれていませんが、

モノによってCBDが含まれているものもあります。

※購入の際には、ラベルをしっかり読んだり店員さんへ確認して購入するようにしましょう。

 

ヘンプシードオイル

麻のから低温圧搾法等によって作られたオイルで、通常はTHCもCBDのどちらも含まれていません。

 

どれも似たように感じてしまいますよね?

ここからは根本的なマリファナ(大麻)とヘンプ(麻)の違いを見てみましょう。

 

マリファナとヘンプの違いとは?

麻と大麻は通り同じ成分ということをご存じでしょうか?

では、わざわざ区別されているのはなぜでしょう?

 

麻や大麻の原料は、アサ科アサ属の「カンナビス・サディバ」という植物ですが、
含有する成分で麻か大麻に区別されています。

 

その成分というのが「THC」(テトラヒドロカンナビノール)。
精神活性作用があり、医療用や嗜好用など幅広く使われている成分なんです。

 

そして、この「THC」の含まれる量が区別する基準となっています。

 

品種 含有量
麻(ヘンプ) 0.3%以下
大麻(マリファナ) 0.3%以上

 

そしてCBDオイルとは、大麻草に含まれるCBD(カンナビジオール)を中心に抽出したオイルのことを言います。

 

このCBDオイルの中でも、医療大麻から作られたCBDオイルと産業用大麻から作られたCBDオイルの2種類があるんです。

 

ヘンプ由来のCBDオイルは大麻草の種子(シード)のみを原料としています。

 

その為、ヘンプシードオイルと呼ばれることも多いので言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。

 

ヘンプシードオイルには栄養素が豊富に含まれ、スーパーフードとしても注目されています。

具体的には、リノール酸やα-リノレン酸、ビタミンEやリン、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、硫黄、カルシウム、鉄、亜鉛といったミネラル成分がバランス良く含まれています。

 

そのCBDオイルにもマリファナ由来の物とヘンプ由来の物と分けることができるのですが、今回はその2つの違い、CBDオイルの効果について解説していきます。その前に、大麻草について理解していただくとわかりやすいので説明させていただきます。

 

大麻草はおおまかに分けると2つに大別される

 

「ヘンプ」と呼ばれる物と、薬物としての「大麻草」です。

ヘンプには繊維を採る為に栽培される物と、オイルを採る為に栽培されるものがあります。(産業用ヘンプと呼ばれます)

ヘンプと大麻草の大きな違いは、含まれる樹脂量です。産業用ヘンプは樹脂が少なく、大麻草には樹脂が多く含まれています。「マリファナ」というのは、この樹脂を多く含む大麻草の呼び名の一つです。

 

マリファナ由来

マリファナの主成分はTHCです。

THCが含まれている可能性がある為、日本では違法とされる可能性があります。

また、薬事法で医師のみが処方することができますので、マリファナ由来のCBDオイルは日本には出回っておりません。

 

ヘンプ由来

ヘンプ由来の物は、オイルを採る為に栽培された物です。ヘンプ由来のCBDにはTHCはほとんど含まれていないので、

CBDやCBDオイル自体には基本的に中毒性はありません。

 

CBDオイルの効果

 1.ストレスを緩和・不安を軽減し、精神疾患の治療に効果あり

セロトニンやドーパミンといった神経伝達物質に対する反応に関わる為、ストレスの緩和や不安の軽減に効果を示します。

 

 2.不眠症の治療に役立つ

 

不眠症の改善の為に、睡眠導入剤を処方してもらっている人がいると思いますが薬の効果には個人差があります。

また、常習性が出る・耐性ができてしまうというデメリットがあります。そのような不眠症の改善にCBDが役立つという説があります。

 

 3.依存症や中毒症状を緩和する

 

CBDはマリファナと違いTHCが含まれていないので、精神作用や依存性はありません。逆に、その他の要因で起こる依存症や

中毒症状に効果があると言われています。

 

 4.神経を保護し、神経変性疾患の治療にも効果がある

アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患にも効果があることが示されています。

 

 5.痛み・炎症を緩和する

身体損傷や体内の炎症によって起こる痛み、神経損傷によって起こる痛みなど、様々な痛みを緩和することが知られています。

 6.その他

他にも様々な研究がされており、がん治療・皮膚トラブルの改善・血圧の降下作用等に関して調べられています。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

今回は「マリファナ由来とヘンプ由来の違い」についてご紹介しました。

 

マリファナとヘンプは“大麻”という点では同じものですが、成分が違う為、使用用途が全く違います。
日本では、THCの含まれているマリファナ由来のものは違法とされ、ヘンプ由来のものが主流ですが、“大麻”=違法という認識が強くまだまだ認知されていないのが現状です。

 

CBDオイル自体はキャリアオイルに混ぜて使用したり、経口摂取することで身体的には栄養素の補給・精神的には精神の安定として利用されることが多いですが、まだまだ日本では認知度が低く、抵抗の大きいCBDオイルですが正しい使い方・効果が研究結果という裏付けの元周知されてほしいものです!